わにの日々-海が好き!編

NY、DC、テキサス、コロラドを経て、大都会ロサンゼルスから、その郊外の海辺の街、レドンドビーチに移り住んだ、ぐうたら中年主婦・わにのトホホな日々

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

現代の貧困・読感序章

 図書館に映画を借りに行ったわに夫と息子達、いつまで経っても帰って来ないなと思ったら、ついでにビーチ行ってた、だって。好きだねぇ… わに夫的には、折角LAに住んでるんだからビーチ行かねば!なのだそうだ。私的には、折角LAに住んでるんだから、ハリウッドのチャイニーズシアターに、ナッツベリー・ファーム、ユニバーサル・スタジオ等々、有名観光地なんかも行ってみたいのだけど、彼は興味ない。LAっぽい過ごし方ってどんな?と、考えると、
1. トレンディーなクラブでグラスを傾け、週末にはセレブの集うパーティーにリムジンで乗りつける
2. 年間パスをゲットしてディズニーランドやユニバーサルスタジオを極める
3. メルローズやモンタナアベニューでショッピング三昧。趣味が高じてバイヤーになり、日本に輸出
4. アートでアブストラクトな自主映画を作成する。芸術は爆発だ
5. ヒッピー化してホームレスになり自由に生きる
と、いうのが頭に浮かんだけど、どれも私向けではなさそうだ。

 さて、男どもの居ぬ間にしていた事はといえば、両脇に犬達を侍らせ、猫を膝に乗せて読書。ハーレムな昼下がり。読んだのは、ちくま新書「現代の貧困-ワーキング・プア、ホームレス、生活保護」、岩田正美著。この本は重い。何故重いかというと、著者が怒っているからだ。その怒りが伝わってくるから、ずしんと重い。

 アメリカ生活が二十年近くも続いて、私の中の「日本」は1980年代のままに止まってしまっている。バブルが沸き立つ直前の浮き足立った時代。日本人はみんな中流なんて言われてた時代。だから、ここに晒される日本の貧困は、アメリカの貧困以上に衝撃的な内容でした。

 私がアメリカに留学して感じたことは、普通の中流家庭の子がアメリカに来て勉強できる、日本の豊かさ、その有難たさでした。他の国の留学生は皆、ヨーロッパ諸国からの留学生ですら、選ばれた国費留学生か裕福な上流家庭の子弟。一方、築100年の傾いてて襖がちゃんと締まらない借家出身な私は、中流、と自称しても、かな~り下の方の中流。大学出たての若い娘には勿体無い額のお給料をくれたバブルな放送局に貰ったお金を資金にアメリカに乗り込み、奨学金を頂いて大学院入学したのですが、どう贔屓目に見ても優秀な人材でも、資金が豊富でもない普通の脱OL、しろいわにこさん当時20代半ばでも、アメリカ留学なんて贅沢が出来てしまう。これが日本の底力だと、感心したのです。それ故に一層、著者の指摘する「貧困はなかったのではなく、見なかった」という言葉が重い。実は自分も、「貧困が見えなかった」だけなのだと。

 「貧困」と「格差」問題は混同してはならない、と主張する著者の視点にも共感でいました。ファンタジーではない、そこに存在する「貧困問題」。本編の感想は、また明日以降に...
  1. 2008/04/19(土) 19:29:46|
  2. 本と映画
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:1
<<さくら祭りで相撲観戦 | ホーム | ルポ貧困大国アメリカ 読感 その3>>

コメント

まず第一歩からして重いです。

わにさん、感想ありがとうございます。我々は無くなったと思い込んでいた貧困が、実は継続してあった、しかもそこから抜け出すのが難しい状況があったというのは、ごく重い、著者の指摘です。

本の内容と同じく、感想の第一歩も重いです。感想の具体的内容、書くのは簡単ではないと思いますが、もし出たら更なる参考とさせて頂きます。
  1. 2008/04/23(水) 07:18:37 |
  2. URL |
  3. Miyata Haruo #YXQRpSpE
  4. [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://shirowani.blog41.fc2.com/tb.php/106-78d4c6a0
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。