わにの日々-海が好き!編

NY、DC、テキサス、コロラドを経て、大都会ロサンゼルスから、その郊外の海辺の街、レドンドビーチに移り住んだ、ぐうたら中年主婦・わにのトホホな日々

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日本経済構造は蟹工船なのか?

 上息子が合気道をしてみたいと言うので、道場に連れて行ってみました。実は義弟(わに夫の弟)が、長年、合気道を習っており、上息子は以前から興味はあったのですが、さすがはLA、はい、合気道道場~!(大山のぶよさんの声でよろしく)と、すぐに出てくる。

 そこで待っている間、昨日の日経新聞があったので読んでいたのですが、経済教室、という記事を見ると、インセンチブとか、エンプロイアビリティとか、カタカナだらけで、字面をぱっと見ただけで、やる気無くしそうです。「動機」、「労働市場価値」とか「雇用者にとって魅力的となりうる就業能力」とかって、日本語に出来ないものかと思います。これじゃあ、経済学がとっつき難いのも仕方ない。インディペンデント・コントラクターには、独立請負人ってカッコつきで訳が載っていましたが、日本語もよう判らん。今迄通りに、個人の下請け業者とかって言えんのか??借りてきた言葉をカタカナでそのまんま使って、日本の経済学は発展するのだろうか?ちと心配なりますよ。

 もう一つ面白かったのは、Sankei Webに出ていた、現代の若者に「蟹工船」が読まれている、という記事。日本プロレタリア文学の代表作って、あれね。私は高校の時に読まされたけど、リアルな虐待場面の描写や、小林多喜二自身が拷問死したという事実…しかも、解説だったかに、痛めつけられた小林の遺体の様子なんかも出てて、えらいトラウマになった覚えが…ああ、思い出しちゃったよ…

 その暗~くて、凄惨で、トラウマの元な短編が、「現代日本で多くの若者たちの置かれている状況が『蟹工船』の世界に通じている」と、言われても、私の日本の現状に対する認識がまだまだ甘いのか、まるで繋がらない。船という閉塞社会と、フリーターという立場から抜け出せない現代社会の経済構造が相似している、通勤列車に詰込まれる状況は船底に詰込まれるサラリーマンと同じだ、と、言われても、どうもピンと来ない。大阪で言うと、環状線or阪急京都線=博光丸なんですか?確かにぎゅーぎゅー詰めではありますが…

 ただ、恐らくは、その多くが、プロレタリア、共産主義の牙城としてのソ連邦の存在は歴史の授業でしか知らず、その現状が「プロレタリア」とは程遠い中国の「共産党政治」しか知らない若い世代に、受け入れられているというのを、何とも皮肉に感じるのは、私が時代遅れババァの証拠なのかしら?

 ともあれ、新聞記事だけ読んで意見を言うのも不公平なので、青空文庫にいって、高校以来初めて実際に、「蟹工船」を読んでみた。う~、蘇るトラウマ…亡くなった漁夫の描写がリアルすぎて臭ってきそうだ。虐待の場面が本当に痛そうだ。そして、締めの「殖民地に於ける資本主義侵入史」の言葉がイタすぎる。ごめん、やっぱ私はこれ、ダメだ。折角なので、昔読んだ文庫に一緒に入っていた「党生活者」はじめ、青空文庫で読める他の短編全部にも目を通してみた。やっぱりダメ、受け付けませんでした。

 日本の経済状況は、本当に閉塞した行き場の無い船の底なのでしょうか?現代日本の労働者は常に裏切られ、味方は他にいないのでしょうか?本当に自分達が船底から抜け出すために出来ることは何も無いのでしょうか?若い人たち、もう一度考えてみてください。あなたの「エンプロイアビリティ」は何?自分の労働市場的価値を高めるために何かをしていますか?昔、JICAのキャッチフレーズに「生まれた場所は運命ですか?」というのがありましたが、日本は本当に、その国に生まれたのがアンタの不幸!な国ですか?日本の若い人たち、頑張って!!
  1. 2008/05/14(水) 19:04:46|
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