fc2ブログ

わにの日々-海が好き!編

NY、DC、テキサス、コロラドを経て、大都会ロサンゼルスから、その郊外の海辺の街、レドンドビーチに移り住んだ、ぐうたら中年主婦・わにのトホホな日々

もやしもん

 毎朝、夜明けと共に「にゃん、にゃん、にゃにゃーん!!」(←だんだん大きくなる)という、クロのえさ催促の声で無理やり起こされます。寝ぼけ眼で、元ポーチドエッグ用小皿にカリカリ投入後は、文句を言いながら寝床に逆戻りなのですが、日が昇る頃には、今度は「起きろ、起きろみゃ、起きろみゃみゃー!!」な目覚まし攻撃にあいます。わに夫と私が渋々起き上がると、満足して自分は丸くなって寝るクロ。いい性格だな、お前!(怒)

 だけど、本当は文句なんか言えた筋合いじゃないんだよね。朝早くから働きに出る人が沢山いるんだから。お友達のKちゃんは、正にそんな勤労婦人で、彼女は職場が遠いので、なんと毎朝4時半出勤なのである。本当に頭が下がります… 4時半出勤だけでもなく、私が彼女の方向に足を向けて、ぐーすかぴーすか寝ていられない理由は、他にも沢山、沢山あるのですが、そのうちの一つは、異国で最新の本なんかおいそれと買えない私のために、自分が読んで面白かった本を送ってくれることなのだ。彼女は、読書家であると同時に、大変許容範囲の広い人で、辺見庸のハードなドキュメンタリーと、西原理恵子の漫画が一緒に送られてきたりして、たまに仰け反ってしまう事もあるのだが、そんな彼女の最新お勧め漫画「もやしもん」1-6巻が届いたんである。

もやしもん―TALES OF AGRICULTURE (1) (イブニングKC (106))もやしもん―TALES OF AGRICULTURE (1) (イブニングKC (106))
(2005/05/23)
石川 雅之

商品詳細を見る

一巻は100%再生紙使用、大豆インクで印刷してあるエコな一冊。


 ところで、このAmazonへのリンクは、このブログの投稿フォームからボタン一つで挿入できるんだけど、実はタグが10行以上あるんである。自分じゃ絶対入れないね。ああ、便利。もう自分でCGI 書いて日記を作るなんて作業には戻れないわ…

さて、「もやしもん」である。(また前振りが長いんだよ!)

 パラパラとめくって、菌たちは可愛いんだけど、人間の絵が濃くて苦手かもなー、なんて思いつつ読み始めたんだけど、いやー、ハマったわ、これ。この漫画のおかげで、農大への入学希望者が増えたそうですが、私も年甲斐も無く農大に行きたくなりました。一応、大学院は「農学部」だったんですが、専攻が農業経済学だったんで、こういう楽しいことは全く無かったし、農学部ブランドのアイスクリームや牛乳なんかは売ってた(っつーか、校内では大学ブランド牛乳以外売ってなかったw)。同じ講義に、畜産部とか栄養科学部なんかの人もいたんだけどなぁ。

 アメリカの学校には学祭もないので、漫画に出てくるような、楽しげな収穫祭なんかもなかった。日本の大学にある独特の雰囲気、どこか日常から切り離された異世界的なところって、アメリカの大学には無いような気がします。だから、ハイスクールが舞台のドラマや映画はあっても、大学生活そのものが舞台の映画が作られないのかも。あえて言うなら「アニマルハウス」とか、「ナードの復讐」なんかのフラタニティーを舞台にした映画かなぁ?でも、これらもあくまでも、学外生活をメインにした作品で、大学での授業やゼミがお話の中心じゃないよね。

 同じく大学もの、底の知れない変人教授に引き込まれる幼馴染の新入生二人組、浮世離れした大学院生のお姉さま、異色大学生活…なんだか、「動物のお医者さん」を彷彿とさせる感もあります。ハスキー犬ブームを起こした主人公のペット・チョビに対するは、「菌」が見える特殊体質な主人公、沢木直保くんの肩に乗ってる麹カビのA・オリゼー。かなりカワイイ。「菌」が見えるという、突拍子も無い設定が秀逸ですが、巻が進むにつれ、その設定がおざなりにされているような人間中心のお話が多くて、少し惜しい気もする。


動物のお医者さん 全8巻 (漫画文庫)動物のお医者さん 全8巻 (漫画文庫)
(2003/09/10)
佐々木 倫子

商品詳細を見る

おもしろいんで、また入れてみた。


で、「もやしもん」である。(また脱線か!?)

 台詞の多い漫画だし、欄外の書き込みが面白いので、さらっと読み流した後にもう一度、じっくり読んで楽しめます。結構、菌に関する知識も付いちゃって、漫画呼んで賢くなるなんてオトクだなぁvと、嬉しくなります。でも、これはウンチク漫画じゃないので、読んで笑って、楽しくてタメになるって感じが一層おトク感。今後の展開も楽しみです。蛍くん、いつになったら女装やめるのかなぁ…
  1. 2008/07/05(土) 22:34:42|
  2. 本と映画
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
<<働くわにさん | ホーム | 独立記念日の花火>>

コメント

私は菌、見たいですv でも、恐ろしくて、公衆トイレなんか近寄れなくなっちゃうかも?
それに、抗菌、殺菌、減菌反対運動起こしそう。
ほんと、これはクセになる漫画です。

そういや、「とりぱん」5巻も買いました~ 
スーパー行ったついでに、隣接の本屋さんのぞいたら出てたんです。ああ、ここは何処?
  1. 2008/07/10(木) 18:29:14 |
  2. URL |
  3. わに #-
  4. [ 編集]

クセになる本

もやしもんの一気プレゼントとは、通な方ですね。

「菌」が見えるって、便利なのか不便なのか、よくわからんまま、話が淡々と進んで行くところがクセになる。

昨今の異常な、抗菌、殺菌、減菌、商品への皮肉なのかな。

しかし生物系の教授って、危ない人ばかり?
  1. 2008/07/09(水) 08:42:49 |
  2. URL |
  3. rikisan #-
  4. [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://shirowani.blog41.fc2.com/tb.php/181-ecd9129b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)