わにの日々-海が好き!編

NY、DC、テキサス、コロラドを経て、大都会ロサンゼルスから、その郊外の海辺の街、レドンドビーチに移り住んだ、ぐうたら中年主婦・わにのトホホな日々

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下流宣言

 リトル・トーキョーのマルカイ行って、コタツ布団買った。ついでに、古本屋さん行って、「下流社会:新たな階層集団の出現」も買った。2005年に発行されて話題になった、三浦展氏のベストセラー本です。たくさん売れただけに、一山いくらで売りに出ていたので買ってみた。「バカの壁」とか、タイトルのインパクトって大事だねぇ。

 最初に12の項目が挙げられ、このうち半分以上当てはまれば、かなり「下流的」だというのですが、好きなことだけして生きたい、面倒くさがり、だらしない、出不精で、その日その日を気楽に生きたい等々、7つも当てはまった私、見事に下流です。と、わーい、下流だ!もうすぐで海に出るぞ!と、騒いで終わったら、いくら個人的日記ブログとはいえ、あんまりなので、出版から4年後の今、変革への期待高まるアメリカに当てはめて感想を書いてみたいと思う。

下流社会 新たな階層集団の出現下流社会 新たな階層集団の出現
(2005/09/20)
三浦 展

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 へへ、久しぶりにアマゾンのリンク入れた。これのhtmlタグ見る度に、なんかコーフンする。

 さて、私は数年前のベストセラーを今更初読したのですが、先に勧められて読んだ、貧困問題に関する岩田正美氏の、「現代の貧困」を読んだ後に、関連記事などを読んで感じた、「誰もが貧困層に陥る可能性がある」というマスコミの「脅し」の始まりは、この本の中にある「誰でも下流になり得る」から派生したものではないかと思いました。著者の言う「下流」とは、所得の高低ではなく、「コミュニケーション能力、生活能力、働く意欲、学ぶ意欲、消費意欲、つまり総じて人生への意欲が低い人」のこと。要するにダラダラ生きてて、現状に満足だから、それ以上の高みを目指すこともしないので、己の生産能力を活用しきっていない人、と、見ていいのかな?そういう人は概して、所得も自己が稼げる能力の最高額にまで高めようとはしないだろう。その結果、社会や経済全体としても余剰リソースが枯渇し、セーフティーネットを紡ぐ余裕がなくなる。故に、社会全体として、貧困の滑り台を滑り落ち始めた人に対する、途中で引っ掛ける網や、落ちた先のクッションの提供が、益々困難になる。

現代の貧困―ワーキングプア/ホームレス/生活保護 (ちくま新書)現代の貧困―ワーキングプア/ホームレス/生活保護 (ちくま新書)
(2007/05)
岩田 正美

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 うきゃきゃ、二つも入れた。編集フィールドが凄いことになってる。ちなみに、ここから本を買っても私には一銭も入りません。

 ええ、まず最初に、マーケティング・アナリストである著者が行った独自調査によって得たデータを基に、『階層意識別の消費行動の違いを分析』したのが、この本なのですが、そのデータは、首都圏一都三県住民の回答から、男女別世代別各100名を無作為抽出したもの、だって。サンプル小さっ!

 マーケティング分析って、通常でも、この程度のサンプル数なの?しかも首都圏住民だけが対象なんて、この結果で消費者の好みが分かるとも思えないのに、この限定サンプルから一国の社会動向を分析しちゃおうっていうんだから、超・大胆な試みに果敢に挑んだことは認めざるを得まい。マーク・トウェインも「嘘には三種類ある。うそ、とんでもない嘘、そして統計だ」と、言ってる通り、数字がたくさん並んで、グラフを突きつけられて、ほら、数字は嘘をつきませんから、と言われると、なんか本当みたいな気になるもんです。でも、著者自身が一番最後の最後でw、『本書で紹介した私のアンケート調査は、サンプル数が少なく、統計学的有意義性に乏しい』と、認めているくらいなので、この本の見所は、大部分を占めるデータ解説や、調査を元に分析云々って部分ではなく、著者自身の皮肉な物言いや、世代。タイプ別キャラクター分けではないかと思う。自分はどのタイプかな?と、考えてみるのは、女性雑誌の「あなたは何型?」なんて記事みたいで楽しいし。

 下流というショッキングな煽り言葉で表される「中間層であること」、「現状に満足すること」に甘んじず、上昇志向を持ちたい、と、若者に思わせることができたなら、この本がベストセラーになった意義は大いにあると思うけど、実際には、今までも頑張ってきた中高年層が指示したような気がしないでもない…orz

 と、ここまでで随分文字数使っちゃって、最初に約束したアメリカとの比較はどこへ?になってしまいましたが、それは明日にまた…って、サギみたいなブログだな、をい!
  1. 2008/12/08(月) 23:12:01|
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