わにの日々-海が好き!編

NY、DC、テキサス、コロラドを経て、大都会ロサンゼルスから、その郊外の海辺の街、レドンドビーチに移り住んだ、ぐうたら中年主婦・わにのトホホな日々

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今日の驚き:Ray Bradbury御大は本当にご近所さんだった!

 ファンタジー界の巨匠、レイ・ブラッドベリ氏の功績を称えるミニ講演会が、ご近所図書館で開かれるというので、家族揃って、いそいそと出かけてきました。

 何しろ88歳のご高齢で、車椅子だし、耳も遠いようなご様子。時間通りに図書館に到着したに関らず会場に少し遅れ(実は、講演会の前にワインが飲みたーいvと、レセプション・エリアで飲んでたので遅刻したと、後で判明w)、やっと小さな会議室に最初に姿を見せられたときには、講演とはいえ、実は単なる顔見世なんだろうな、なんて思った私は、激失礼者。一旦、マイクを渡されると、もー話す、話す、止まらない!先生、そろそろお時間が…と、止められるまで、図書館への愛、代表作、「華氏451度」、「火星年代記」、「刺青の男」、「何かが道をやってくる」の誕生秘話から、フェデリコ・フェリーニやジーン・ケリー等々との交友に、小説家になったいきさつ、若い頃の貧乏譚、脚本家協会、映画監督組合、俳優組合の現状に対する不満(この3つは私が作ったようなもんじゃっつーのに、Damn it!)、濃ゆいご近所ネタw等々、ほんの一時間弱に実に様々な話題について、精力的に語られ、会場には何度も爆笑が起こりました。世界最高のストーリー・テラーの一人だけに、お話も超面白い!

 お宅がご近所だとは知っていましたが、もうご高齢だし、今は住んでおられないんじゃないかと勝手に思っていたのですが、「わしん家は、そこんとこの角回って、通りを渡って、右にちょっといったトコじゃが、わしの著書の多くは、そこで書いた。4人の娘もそこで育った。この図書館にゃ、本当に世話になった。わしは大学には行っとらんが、わしの教育はすべて、図書館で身につけたんじゃ!」と、お家の場所まで暴露しつつ、わしの人生にかかわった女性は、みな本を読む賢い女性だった。本も読まないアホ嫁をもらう男の気がしれん!などなど、過激な発言も飛び出しまくりましたが、お話の〆は、もし神様が千年後に私を起こして、一分間だけ人生をやり直させてあげるといっても、私は何一つ変えたくない。私は自分の人生1分、1秒に至るまで、全てを愛している、との言葉。流石は詩人…

 質疑応答では、会場から4-5つの質問を受けます、とのことだったのですが、最初の質問、「小説化を目指す者へのアドバイスを」に、対し、「金のためではなく、愛のために書くことです」から、先のギルド批判に、今年のアカデミー賞候補作はぜーんぶ最悪、明日のTV中継は見るな!ああ、ハラ立つ!などと、一層過激な発言が飛び出してw、いきなり質疑応答セッション終了。サイン会に。

 著書のサインは、予め準備された新刊、25ドルなりを買わないといけません、と、主催者側から注意があり、それでも、自分の蔵書を持って並んでいる列に向かって
「ブラッドベリー氏は、この新刊以外には絶ーっ対に!サインしません!」
と、再びアナウンスがあった直後だというのに
「お気に入りの日本語の本、持ってきたのに…」
と、言うと、御大自身が
「日本語の本?それじゃ話は別!(A Japanese book? That's a different story!)」
と、サインしてくださいました。こうなると後は、「これは私の一番大切な本です!」とか、みんな持参本を差し出し、ぜーんぶサインしちゃう御大。主催者さん、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんさい…

P1010632.jpg
興味深そうに中も見ていられました

 サインしているところを写真に撮らせていただいてると、「今日はいっぱいフォト・オプがあるなぁ。わしゃスターじゃな。一緒に写っちゃおう」と、御大が誘ってくださり一緒に写真にまで納まってきてしまった。「Zen in the Art of Writing(邦題:小説の愉快)」なんて本も書かれてるくらいだし、日本がお好きなのかもvと、嬉しくなりました。息子たちよ、「レイ・ブラッドベリって誰~?」なんて言ってたけど、きっと将来、ブラッドベリ本人の話聴いたぞ!って、自慢できるようになるんだから、母に感謝せよ!
  1. 2009/02/21(土) 18:44:56|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

もっと早くわかっていたら告知もできたのですが、この講演会のことを知ったのが木曜日に図書館に行ったとき、たまたま掲示板を見たからで、あまり大々的に知らせていなかったようです。もっとも、狭い会議室なので、たくさん人が来ちゃったら困ったでしょうが。

火星年代記を書いたきっかけは、御大が12歳のときの「火星のプリンセス」への愛だそうです。
  1. 2009/02/24(火) 15:55:55 |
  2. URL |
  3. わに #-
  4. [ 編集]

超うらやましいです!

こんなことなら..
何度も再読してズタボロになった文庫本「火星年代記」を事前に送っておいたのに。
緩やかな酸化で、火星の地表のように風化した味わいのある紙面を御大に見ていただきたかった。
  1. 2009/02/24(火) 05:32:52 |
  2. URL |
  3. rikisan #XebSq9g6
  4. [ 編集]

ふっふっふ… M.ムアコックの時にも同じ手が通用しました。ブラッドベリのような世界各国で読まれている大作家でも、外国語の自著は珍しいのでしょうか?

小峰元氏、「アルキメデスは手を汚さない」ですよね?なんとなく、東京のほうの人かと思ってました!私の実家近くに住んでおられたのは、私の年代にとっては、深夜番組の胡散臭いおっさん、藤本義一氏…
  1. 2009/02/22(日) 22:24:14 |
  2. URL |
  3. わに #-
  4. [ 編集]

日本語の本でブラッドベリーの関心を引くとは、なかなかやりますな。
日本で出版された自著がどんなものか見たくなったのでしょう。
ちなみに、私の実家の近所には、ご存知ないと思いますが、小峰元氏が住んでおられました。
  1. 2009/02/22(日) 06:28:19 |
  2. URL |
  3. 宇宙ハンター55 #-
  4. [ 編集]

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