わにの日々-海が好き!編

NY、DC、テキサス、コロラドを経て、大都会ロサンゼルスから、その郊外の海辺の街、レドンドビーチに移り住んだ、ぐうたら中年主婦・わにのトホホな日々

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核全廃は無理かも?でも、努力は無駄じゃない筈

 週末だ、お天気だ、ドッグビーチだ。今週は、北のレオ・カリージョ。風が強くて寒かったけど、犬達と、若息子は、岩場に上ったり降りたり、水を蹴ったりで、とても元気。母と上息子は、ビーチタオルに包まって、岩場に隠れ、わに夫は間をウロウロ。今日は、イースター・サンデーで、途中、前を通ったレストランは、何処も大盛況のようで、駐車場に納まりきらない車が、路上に一杯並んでいました。ちょうどラジオで、景気が悪くて、レストランなどのサービス産業がどれだけ悪戦苦闘しているか、という内容のプログラムを聴きながらのドライブだったので、なんだか可笑しかったw

 海岸で風に負けた私は、散歩もそこそこで雑誌を読んでいたのですが、その一冊、4月11-17日号の、「The Economist」の巻頭記事は、「The World Without Nuclear Weapons(核兵器のない世界)」でした。北朝鮮のミサイル実験を受けての論説と、東京、北京、ソウルからのレポートから成り、本来ならこの号の巻頭であっただろう、G20会合に関する記事は、「中国とG20」という1ページ記事だけの扱いに。北朝鮮の、このミサイル発射の目的の中に、世界の注目を集めることが含まれていたならば、その目論見は成功したわけです。この論説、「Safe without bomb?」の原文は、エコノミストのHPのここを、見てください。

 皮肉なことには、ミサイル発射の数時間後に、オバマ大統領がプラハで核廃絶の理想を語り、そのまた数時間後には、ロシアと中国が、国連安全保障理事会にて北朝鮮への制裁決議を阻止、議長声明案で基本合意という、どっちらけに終わってしまった。オバマ当選は、世界に多くの夢をもたらしたけど、現実はいきなり厳しかった

 オバマ自身、自分が生きてるうちに、核全廃はムリかもね、と、認めているし、核兵器なんぞ無いに越したことは無いんだけど、そうもいかんので、抑制する米国の核の傘を維持するよ、と、なんか、矛盾したことを付け加えています。目標は全廃、でも無理っぽいんで、少しづつ数を減らしていこうね、が、オバマの本音であり、今後の方針かと思われます。オバマ大統領と、ロシアのメドベージェフ大統領は、核弾頭削減に合意したし、核保有を公認されている常任理事国5カ国のうち4カ国が、削減に向けた方針で足並みを揃えています。ウチは減らさないアルね!なのは、言わずと知れた中国さん。ああ、日本って、ご近所さんに苦労させられるねぇ…orz

 でも、この論説が心配しているのは、この5国じゃなくて、NPTメンバーなのに勝手に核を保有してるイン・パキ、NPTから脱退して、保有してる(ふり?)の北朝鮮に、イラン、シリアといった存在、そして、原子力発電の増加に伴い、テロリストなどが核を盗んだら…と、いう、スパイ映画でおなじみのシナリオ等、脅威は増え続けるばかり。冷戦時には、米国とソ連は互いの核の数を競い合うことで牽制しあってきたけど、今度は、どちらもが同盟国を庇護する為に、減らしたい、でも、減らしすぎたらミサイル防衛が足りなくなるんじゃ、と、いう新たな課題が出来ちゃった。北朝鮮みたいな、この論説いわく、「rule-breaking as a national pastime (規則破りが国家の娯楽)」なんて国が、のうのうと世界の非難を鼻先でせせら笑いつつ、核搭載機能を有するミサイルを飛ばしてるんだから、オバマの夢は、夜にも開かないし、この先も決して開かないかもしれない。でも、核の無い世界を目指す努力が、安全をもたらすかもしれない…と、いうのが、わにの私情を交えた、この論説の要旨(ああ、使えねぇ…)。

 それにしても、なんだって、北朝鮮がのうのうとしていられるのか、国民が餓えているのにミサイルを開発し、他国(ウチだよ、うち!)に多大な迷惑をかけ、国際社会のルールを破っても平気なのか?もっと突っ込むと、なんでイラクやアフガニスタンには攻め込んで、イランも「攻撃すっぞ!」と脅してた藪政権は、北朝鮮は黙視していたのか?石油がないから、と、言ってしまえばそれだけだけど、今度のオバマ政権だって、これといって、手を打たないだろうって気がする。

 それでも、プラグでの演説は、オバマの今後の核削減交渉に向けた戦略なのかもしれない、オバマってば、まじで、エコノミストが期待するように、核の無い世界を目指そうね、という姿勢で、その努力を促すことで、安全を維持しようとしているのかもしれない、という期待は持てます…と、いうか、持ちたい。世界は、核が存在しているから危険なのではない。平和の均衡保持という世界の大多数の望みと、その為に結ばれた合意である、核使用に関する規則を破るものがいるから危険なのです。

 赤は止まれ、青は進めという規則を、相手が守るであろうという期待を元に、私達は青信号を渡ります。相手が信号無視して突っ込んでくるって判っていたら、オチオチ交差点なんか渡ってられない。その信号無視ヤロウが、今回の場合は北朝鮮だったのです。それでも、信号を立てることで、交差点は、より安全になったはず。だから信号も、赤は止まれ、青は進めのルールも、必要なのです。だから、規則を作ろう、規則を守るインセンティブを作ろう、規則違反した奴は罰しよう、と、世界が合意すべきであり、これに関しては、米露の協力が必須だと思うのです。がんばれ、オバマ。がんばれ、アメリカ。てめぇが最初に核を開発したんだから、落とし前つけろ。
  1. 2009/04/12(日) 23:05:09|
  2. 政治・外交
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