わにの日々-海が好き!編

NY、DC、テキサス、コロラドを経て、大都会ロサンゼルスから、その郊外の海辺の街、レドンドビーチに移り住んだ、ぐうたら中年主婦・わにのトホホな日々

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

「恨」の文化と赦しの文化

 インターナショナル・フェスティバルまで二週間ちょっと、準備のため、あちらこちら走り回っています。運転中は、たいがいNPRを聴いているのですが、今日は、カリフォルニア州立大学サンタバーバラ校(UCSB)の社会学の教授が、参考として自分のクラスの受講者に、ナチスによるユダヤ人迫害と、ガザでのイスラエルによるパレスティナ人迫害の写真比較と、イスラエルのパレスティナ人の扱いに関する批判記事を、Eメールで配布したところ、ユダヤ人社会が大反発。この教授と、ユダヤ教のラビのラジオ論争を、やっていました。

 昨日は同じ番組中で、イスラエル領事とパレスティナ・ロビーの上級研究員で、模擬平和会談をしていましたが、双方、喧々囂々、自分の意見を主張するばかりで、進展ゼロ。今日も同じで、全く折り合いつかず。自身もユダヤ人である、ロビンソン教授は、全米大学教授協会(AAUP)の謳う「学問の自由」を引用し、教える自由や学ぶ自由を主張しますが、相手は聞く耳持ってない。そのうち教授も、ジンバブエ政府のやり方を批判すればアフリカ嫌い、黒人嫌いってことにはならないのと同様、イスラエル政府の批判は反ユダヤに直接繋がらない、とか言い出すし、ラビはユダヤ人生徒にトラウマを植え付けた、ユダヤ人全体の心情を傷つけた、こんなヤロウを野放しにした大学に謝罪を要求シルー!と、声を荒げて、番組が終了してしまったw


 この様子を聴きながら、私の頭に浮かんだのは「恨」の一文字でした。日本人には、「水に流す」という赦しの文化がある。でも、それは世界の中では、むしろ珍しいのではないか?と。実は今朝の、LA Timesには、一面から、韓国人の元従軍慰安婦に関する記事が掲載されていました。元記事は、ここから。15万から20万人(なんか増えてないか?)の韓国人女性が、「Sexual Slave」として、日本軍の「慰安所」で働かされ、1990年代に、活動家が呼びかけたところ、元慰安婦として名乗りを上げたのは234人。うち93人が、存命だそうで、日本政府の正式謝罪と賠償を求めています。

 一方、日本政府は、1993年に、そのような慰安所の存在を認めたとはいえ、彼女達が強制的に連行され、もしくは誘拐されて、労働を強いられたという証拠文書が残っていないため、本当に「slavery」だったのかの立証が困難。米国議会は、日本政府に対し、「歴史的な責任を受け入れ」、謝罪を要求しています。日本政府は、基金設立を持ちかけましたが、元慰安婦のおばあちゃんたちは、自分達の苦しみを認めるべきだと拒否しました。

 彼女たちは今、NPOの建てた、シェフやボランティアの看護婦さん、介護人が常駐の老人ホームで暮らしています。ここで毎日、メシがまずいと大いにぼやき、一人が暑いから窓を開けろといえば、一人は寒いと文句を言ったりと、揉めたりしつつ、なんか楽しげに老後を過ごしているらしい。住人の一人、カンさんは、過去を忘れることは決して出来ないけど、次世代の精神的な健康のために、自分たちは日本を赦さねばならない、と、言いました...と、いうのが、記事の内容。この記事は、Time紙記者のジョン・ギローナ氏が、ソウル支局のJu-min Parkさんの協力を得て書きました、だって。


 日本側の声は一切ないので、かなり一方的な記事だって気がするんですけど… だいたい、なんでアメリカ政府が、日本に「謝れ~!」って要求できるのか謎。でも、こういった事を、目に、耳にするたび、日本も原爆投下について「公式謝罪」を要求すべきなのかなぁ?と、考え込んでしまう。日本人的心象としては、過去のことだし、と、水に流してしまってもいいんじゃ、とも思うけど、世界の風潮や態度を鑑みれば、謝罪要求は、政治・外交的に必要な「ポーズ」かもしれないとも思う。日本だっていつまでもクラスのおとなしい優等生してないで、怒るんだぞ!って。

 国際的合意によって認められた調査捕鯨船を攻撃された上に、豪政府に批判されたら、堂々と批判返しして、謝罪を要求すればいい。一般市民を多く巻き込んだ東京空襲も、原爆投下も、謝罪を求めればいい。日本的な、謙譲の美徳が、相手にも通用するとは限らない。頑とした態度で、主張すべきだと思います。どうせ中国やロシアが拒否権を発揮すると判っていたとしても、国連常任理事国就任に対してだって、もっと強く要求しても良いと思うし、ひるむ事無くもっと大きな声で意見を言って、常任理事国じゃなくっても、自分達で勝手に発言力を増やしていけばいい。影響力を強めていけばいい。私はそう思います。

-----------------------
追記: 上のUSSB教授に関する記事が、LA Timesでも取り上げられていました。この記事と、読者の反応のページは、こちらから。
  1. 2009/04/30(木) 22:14:22|
  2. ニュースねた
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
<<自家製アイスクリーム作った! | ホーム | リトル・トーキョーのMitswa跡>>

コメント

日系人は、こういった事とは関係なく投票しそうだし、移民の数も少ないから不利だわ…
  1. 2009/05/01(金) 16:27:10 |
  2. URL |
  3. わに #-
  4. [ 編集]

韓国系のアメリカ人が多いので、議員は票田としての韓国系アメリカ人の主張を無視できないじゃないでしょうか。
  1. 2009/05/01(金) 15:57:24 |
  2. URL |
  3. 宇宙ハンター55 #-
  4. [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://shirowani.blog41.fc2.com/tb.php/456-52983124
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。