わにの日々-海が好き!編

NY、DC、テキサス、コロラドを経て、大都会ロサンゼルスから、その郊外の海辺の街、レドンドビーチに移り住んだ、ぐうたら中年主婦・わにのトホホな日々

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インディアンって誰のこと?

 今週一杯は、カリフォルニア州進級テストのため、上息子の中学校は、お昼前に終業。12時20分には迎えに行かねばならないし、お昼も食べさせなきゃなんないし。ああ、めんどくせ~

 と、いうわけで、お迎え時間に聴いたラジオの話。多くのインディアン・コミュニティーが、「で、インディアンって、一体、誰のこと?」という、基本的な疑問に葛藤しているんだって。このプログラムは、ここから聴けます

 多くの部族が、メンバーとして公式に認められるには、少なくとも4分の一が、その部族の血筋でなければならないと定めているのですが、部族外との個人が増えてきて、この4分の1を満たさない子供達が増えてきたのです。このままでは部族が消滅してしまうと、4分の1から8分の一に規定を緩和する部族もいる一方で、逆に規定を厳しくしている部族もあります。アメリカン・インディアンであると認定されれば、健康保険や奨学金プログラムなどの特典がある。そして、インディアンだけに認められているカジノの経営の利益も、人数が少ない方が分け前は増えるわけですから。けれど、そんなオトナの事情の一方で、公式に部族の一員とは認めれらないけれど、自分の中に流れるインディアンの血を意識する新世代の若者にとっては、紋切り型の「部族認定」は、納得のいかないものではないでしょうか。

 この番組中では、保留地で育たなかったからと、従弟達に「よそ者」扱いされたという女性、そして、ナバホ族の父親とアイルランド人の母親を持つ女性が登場しました。ナバホ保留地での子供時代は、肌の色が白いので他の子供達のからかいの対象だったそうです。そして、保留地で育ったのに、「パウワウ(powwow:インディアン集会)」に行った事がないと言うと、私が一員じゃないって決め付けるの。まるで、powwowがインディアンであることの証明みたいに!」という女性。本当に、インディアンの「証明」って何?この番組は、ネイティンブ・アメリカン=インディアン(と、呼び方すら統一されていない)の条件は何か?について問題提起すると共に、認定されようがされまいが、各々の「私は○○族である」というアイデンティティーについて考えさせられますが、これは、アメリカ人全ての問題でもあると思います。

 アメリカ人は全員が、「アメリカ人」「○○系」という、二つのアイデンティティーを持っています。これに、人種だとか、宗教といったアイデンティティーが加わり、更に、同性愛者であるとか、民主党員であるとか、保守派であるとか、環境保護主義者といった個人の選択によるカテゴリ分けによるアイデンティティーがある。日本人です、というのは、これで一括りできてしまうような大きなアイデンティティーなので、それ以上、あまり考えない、というか、考える必要も無い。国際化が進んでいるとはいえ、基本的に単一民族、単一文化国家の日本では、アイデンティティーをひらけかす需要は少ないのですが、多民族国家・アメリカでは、各自のアイデンティティーを意識する機会、表示する機会が多々あります。時には、自分をカテゴリ化し、自分のアイデンティティーについて考えてみるのもいいかもしれません。それが、どんなに多面的なものであるか、何層にも重なるものであるか、そうすると、センが提唱するように、キリスト教徒対イスラム教徒、みたいに、一面だけで括ってしまうことの危険さが、身をもって感じられる筈…



 と、いうか、このブログのカテゴリ化も、実は無意味なんだよねぇ… この記事一つにしても、わに家の個人の事情から始まって、NPRの番組の話、アイデンティティー考察うんぬん、混じってるし。自分が他のブログを発見、回覧に便利だから、ランキングのバナーも張ってるけど、実は、あまりに内容がばらばらで、特定カテゴリに参加してること事態がおこがましいって自覚もあるし…
  1. 2009/05/11(月) 22:40:55|
  2. ニュースねた
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

珍しい苗字だと、同じ姓なら実は遠い親戚だった、とか判って面白そうですが、私はよくある苗字なので、縁もゆかりもない同姓が日本中に沢山。同姓結婚禁止になると、選択肢が狭くなるところでした。鈴木、佐藤、田中、高橋姓は不利ですね。

 日本の姓に関しては、名前だけじゃ不便なこともあるでしょうし、特に昨今は「絶対読めねー!」な、妙ちくりんな名付けが流行っているので、存在してもいいと思うのですが、夫婦別姓であろうが、どちらかの姓を名乗る事であろうが、個人の選択に任されればよいのに、と、思います。ヒラリー・ロッダム-クリントンさんみたいに、夫婦両方の姓をハイフンで繋ぐのも認めてもいいんじゃないかなとも考えたけど、鈴木-田中さんとかって、実際に書いてみたら、やっぱり、これはかえって混乱しそうで不便かも。
  1. 2009/05/14(木) 23:47:50 |
  2. URL |
  3. わに #-
  4. [ 編集]

姓は必要なのか

元同僚の佐藤さんは、佐藤さんという男性と結婚したので、夫婦別姓にするかどうかといった悩みには少しも直面せずに済んだのでした。同姓でも、少しも近縁でないこともごく普通にある訳で、同姓だからといって一律に結婚禁止というのはどうかとも思います。

しかし、夫婦同姓でない中国や韓国ではそういうつまらない(またはつまらなそうな)メリットもないわけです。より大きな問題は、夫婦は同姓でなければならず、しかも、2人の旧姓のどちらかを選ばなければならないという、馬鹿な法律のほうでしょうね。問題を回避する一つの方法として、「家」でなく個人を重視し、ミャンマーとか、ブータンとか、一部のインドネシア人とかのように、「姓」無しにすることかとも思うのですが。
  1. 2009/05/14(木) 07:54:31 |
  2. URL |
  3. Miyata Haruo #-
  4. [ 編集]

少数部族の存続問題は難しいですね...血流ではなく、文化の引継ぎの方が重視されるべき、なんてのは、部外者の戯言でしょうか。

韓国では、金さんがすっごく多いのに、同姓同士は結婚できないと、随分と選択肢が狭くなりそう。愛し合っているのに結婚できない金さん同士の悲恋物語とか在りそう…と、自分で書いておきながら、ふと、頭に、背後にバラのとんだ遠山の金さんの姿が浮かんでしまったw
  1. 2009/05/13(水) 22:03:07 |
  2. URL |
  3. わに #-
  4. [ 編集]

血は遠い方が良いのかなぁ

数の少ない同民族同士での婚姻はどうしても無理が来るような。
そういえば、韓国や中国では同姓や同郷同士では結婚できないとかありますね。
やはり、先人の知恵ですね。
中国はまぁ、全体数が多いですが、韓国は結構厳しいものがあるかも。

一方遠い血が混ざったわが息子・・・ととほ。
まぁ、遠けりゃ良いって物じゃないですね。^^;
  1. 2009/05/13(水) 17:14:32 |
  2. URL |
  3. ミミ #6lg5qE/s
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