わにの日々-海が好き!編

NY、DC、テキサス、コロラドを経て、大都会ロサンゼルスから、その郊外の海辺の街、レドンドビーチに移り住んだ、ぐうたら中年主婦・わにのトホホな日々

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時効: 罪は時と共に消え去るのか?

 「戦場のピアニスト」や「ローズマリーの赤ちゃん」などの作品で有名な、ロマン・ポランスキー監督が、映画祭参加のために滞在していたスイスで、30年以上前に、未成年と性交渉を持った罪で拘束されました。アメリカに引き渡され、ポランスキー監督の淫行事件は特に目新しい事件ではなく、「戦場のピアニスト」がアカデミー賞を受賞した時にも、上記の罪に問われているのでアメリカ国内に足を踏み入れることが出来ないと広く報道されました。つい先頃、チャールズ・マンソン率いるカルト集団の一員で、ポランスキー監督の奥さんだったシャロン・テート殺害事件に加わったスーザン・アトキンス受刑者が、末期がんであることを理由に仮釈放を申請したものの却下された際にも同様。だから十分に、恥っかき刑を受けているようなもので、今回の拘束には、ここアメリカでも「今更~?」的な見方が多いように思います。

 日本では時効が存在し、一定の年月を経れば、罪は不問にはならなくとも、捜査は打ち切られます。なぜ日本には時効があるのか知りたくて、ネットで調べてみましたが、難しい用語が一杯で、わに頭では理解できない。Wiki先生によると、刑事事件における公訴時効は:

# 事実状態の尊重や犯罪による社会的な影響の減少。
# 事件から長期間が経過したことによる証拠の散逸とその結果冤罪を誘発する可能性。
# 長期の捜査で捜査費用が多額となる。結果として納税者の負担になる。
# 長期逃亡は一種の社会的制裁を受けている。

から、時効があるとのことです。確かにそれは一理あると思うと同時に、一定期間が過ぎれば罪が消え去るわけでもないのに、赦されるのは理不尽だとも思います。それにしても、長期逃亡は一種の社会的制裁という項には、すごく日本的だと、ちょっと感心。

 一方で、清教徒的精神の根強いアメリカでは、何年経とうが諦めることなく、とことん罪を追求し、犯人を裁こうとします。古い事件…時には南北戦争の時代にまで遡って、事件を解決しようという、「Cold Case」なんて刑事番組があるくらい。ロス疑惑の三浦被告も、日本では時効になった殺人事件でロス警察に身柄を拘束され、獄中自殺を遂げたのも、記憶に新しいところです。

 果たして、時効を設けた法が合理的なのか、時と共に罪が薄れ行くことはないという考え方のほうが理に適っているのか…?日本でも、殺人のような重罪に時効が適応され、一定期間を逃げ切れば無罪放免はおかしいとの声が上がっているようですが、確かにそれでは、遺族も納得がいかないでしょうし、被害者も浮かばれまい…

 今回の、ポランスキー監督拘束には、LA市ってば、ただですらお金ないのに、一体どれだけ費用掛かってるの?と、タメイキと共に、LA警察の執念畏るべし、アメリカ人って恨みを根に持つタイプだったか…と、ぞくっ!とはいえ、陪審員制度で、アメリカ当局に引き渡されて、裁判に掛けられても、ころっと無罪になっちゃったりするわけで…(O.J.シンプソンの前例もあるし)

 人が人を裁くのは難しい。だから各国毎に、少しでも公正な判断を下せるように、文化も考慮しつつ、制度を整える努力をするのですが、完璧なシステムなどあり得ないし、完璧な判断など人間には下せない。時効だって、あった方がいいのか、そんなものは存在すべきではないのか、とても難しい問題だと思います。ポランスキー監督拘束と、その奥さんを惨殺したスーザン・アトキンソン受刑者の死の報道に、色々と考えてしまいました。
  1. 2009/09/29(火) 20:33:38|
  2. ニュースねた
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3
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コメント

日本でも、どう考えてもおかしいだろ?!って事件が、あっさり自殺扱いで捜査終了なんて。変なことがありますよね。三浦容疑者にしたって、いきなり獄中で縊死なんて、不自然だったし...

 Hondaさん、この記事は、またポランスキーか~、と、すっかり見過ごしていました。リンク貼って下さってありがとうございます。警察が古い事件で追い掛け回しているのかと、誤解したままでいるところでした。言葉は悪いですが、見せしめというか、お金があるから、国際的にも知名度が高いからと、罪を逃れられるわけではないと、検察局は世間に知らしめたと思いました。
 時効(statute of limitation)について、私も調べてみたのですが、殺人以外は時効が存在するみたいです。ポランスキーは保釈中にトンズラしたから追い掛け回されたと。

 携帯で見やすくなりましたか。よかった!教えてくださってありがとう。自分じゃまだ、携帯でこのサイトに辿り着いていないのです。スマートフォン使いへの道は遠い。とほほ…orz
  1. 2009/10/02(金) 15:02:55 |
  2. URL |
  3. わに #-
  4. [ 編集]

失礼ですが

とりあえずもう許したれや、というのが、わにさんの見解だと思います。それはそれで尊重しますが、できれば、コーヒーでも飲みながら、これを読んでみてください。

htp://ww.latimes.com/news/local/la-me-lopez30-2009sep30,0,4549479.column

ちょっと気が変わってきたでしょう?ポランスキーの場合、もう裁判は終わっていて、すでに本人の自認で有罪判決が出ているんです。ただいざ刑執行のときになって逃げてるんですね。だから、捜査はもう終わっているんです。プリーバーゲンでの有罪判決なので、”未成年とのセッ*ス”だけで有罪ですが、実は、”未成年にドラッグを与えた”、”14歳以下の未成年を性的暴行した”と ”ソドミー” などのもっとひどい罪は、被害者に人前で証言させるのがかわいそうという理由だけで、免れているんですね。これで、いちばん軽い罪の償いもいやだよんというのは、やっぱり都合がよすぎるでしょう。

また、お金がかかるからもう許したれやといってしまうと、何のために法があるのかわからなくなるでしょう。それをやってしまうと、それこそ金持ちは、なにをやっても罪を逃れることができる世の中になってしまいます。

ポランスキーは、逃亡中に社会的制裁を受けたでしょうか? 自分の才能を散々発揮できる仕事ができて、世の中のひとに映画監督としてしっかり認められて、僕やらわにさんやらミミさんが逆立ちしてもたちうちできないような豪勢な暮らしができて、アカデミー賞ももらって、そんな人生が、社会的制裁なわけがありません。 

あと、今回ポランスキー逮捕に手を回したのは、LA検察局(District Attorney)です。先ほども触れましたが、もう捜査が終わっているので警察ではありません。 ブルースリスカーの件では、こいつらあほやろ!と思いましたが、ポランスキーの件では、僕は実は検察局を少し見直したのです。 

僕の古い和英辞典によると、時効は、”Prescription" だそうですが、なんぼグーぐるで Prescription, criminal justice, とか調べてもそれらしいもんは、出てきませんでした。 確か、Cold Case を見たときに時効ぎりぎりみたいな事件解決の話がよくあったと思ったのですが、わにさんがおっしゃるようにこっちは、時効がないのでしょうか?

最後に、ブログのサイトに少し細工しましたね?すごく携帯電話で読みやすくなりました。 ありがとうございます。今日はえらそうなことばかり言いましたが、わにさんのブログは、ものを考えさせられるから好きなんです。
  1. 2009/10/02(金) 00:08:08 |
  2. URL |
  3. Honda #fIoVb3AI
  4. [ 編集]

おまいら他にやることあるだろう?

ってのが感想^^;
日本人が亡くなった事件でなぜか自殺で処理されるのって多くないですか?
数年前に高速道路でガス欠で電話をかけたのを最後に行方不明になって、数週間後に発見された方は自殺とされていますが、プロのカメラマンが機材をほったらかしにして、いなくなるなんて、ありえないジャンって思ったのを思い出しました。
移民や外国人が被害者になると、おざなりで加害者側だと執拗に追いかけるっていうイメージです。
普段の生活では、ポリスもとってもナイスなんですがね。
  1. 2009/10/01(木) 08:32:39 |
  2. URL |
  3. ミミ #BuGe347I
  4. [ 編集]

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