わにの日々-海が好き!編

NY、DC、テキサス、コロラドを経て、大都会ロサンゼルスから、その郊外の海辺の街、レドンドビーチに移り住んだ、ぐうたら中年主婦・わにのトホホな日々

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プリンセスと魔法のキス

 わに夫の仕事仲間の七歳のお嬢さんを子守しなければならないことになったので、一緒に映画を見に行きました。女の子ならきっと大好き、ディズニーのお姫様アニメ、「Princess and the Frog(邦題:プリンセスと魔法のキス)」です。「ライオン・キング」以来の手描きアニメは、ディスニー作品初の、黒人ヒロインという事でも注目を集めています…が!映画の大半、ヒロインはカエルのままだしw そこんとこ強調したいなら、アイーダとか、他の話を元にしても良かったろうに…


 カエルに懇願されてキスしたものの、ティアナはお姫様じゃないから、王子は元に戻らない。それどころか、トバッチリくってティアナまでカエルになちゃう。それにしても、呪いを解けるのはお姫様だけって、ずいぶん差別的な魔法じゃない?!上の画像でもティアナは顔をしかめていますが、物語の最初から、カエル大嫌い!が強調されています。その嫌いなカエルにもほだされてキスしちゃうのも、ティアナの人の良さとおおらかさ。ティアナは、自分の才能を信じ、努力で道を切り開いていく女性です。寝てて王子様を待つだけの運命受け入れ型の白雪姫やオーロラ姫から、ディズニーのヒロインも、長い道のりをやってきたものだよね。一目惚れした王子様のために人間になっちゃう人魚のアリエルも行動派だったけど、結局は王子様に助けられた。でも、この物語で王子を助けるのは、ティアナの方。その美貌を武器に下克上のシンデレラとも違い、ティアナは映画のほどんどの間、カエルだし。

 対する王子のナヴィーンは、有名人、お金持ち(本当は親に見放されて文無しだけど)、ハンサムと、従来通りのディスニー・プリンスながらも、極楽トンボで女ったらし、生活力ゼロと、まるでセルフ・パロディーです。一方のティアナのディズニー・プリンセスとしての「新しさ」は、肌の色なんかではなく、その逞しさだと思います。彼女は最初からお姫様じゃないし、お姫様願望すら無い、しっかりと地に足ついた女性です。どんなに厳しい境遇にあろうと、常に前に向かって進んでいこうとする姿勢は、そうなの、こういうヒロインが欲しかったの!と、嬉しくなりました。

 最後には王子様と結婚というお約束通りのハッピー・エンドですが、だからって王妃様になってお城にこもるようなスケールの小さな女性じゃない。夢だった自分のレストランを開店し、王子様をウェイターとして働かせている!レストランでも人生でも、ボスはティアナです。囚われの王子を悪者から救い出すのもティアナなら、藪をバッサバッサ切り開き、沼の奥へと果敢に進んで行くのもティアナ。ディスニーのプリンセスものは巨大ビジネスで、アメリカ中の女の子達に大きな影響を与え続けています。だからこそ、幸せは王子様次第、最大の武器は王子様を一目惚れさせる美貌!なお姫様ではなく、信念と勇気、そして自身の才覚が武器のティアナを、21世紀のロールモデルとして、拍手で迎えたい。

 作品そのものは、脚本の詰めの甘さ、ライオンキングやファンタジアと全く同じパターンの動物たちの「自由の祭典」スタイルの群舞、余りにステレオタイプすぎるバユ-(ルイジアナの湿地)のバカ三人組、悪役が踊るシルエットがマイケル・ジャクソン等々、モニョる場面も多かったし、ヒロインは南部のアフリカ系アメリカンでも、王子様の方は肌の色はヒロインと同じでも、アフリカ系ではなくラテン系として描かれてるのも気になる。アフリカの王子様じゃダメなの?

 でも、サイドキックの星に恋するホタルとジャズトランペットを吹くワニは、ディスニーの真骨頂が発揮され、実に魅力的です。ホタルの恋の成就は悲しくも美しい。ここでも、身を呈して主人公達を救って死んだと思われた仲間が、最後の場面で包帯巻いて登場する、今迄のディズニーのパターンを覆しています。私の大好きな街・ニューオリーンズの描写も、南部訛りもいい感じ。ティアナの物語は、王子様と結ばれて、めでたし、めでたし、で終りではなく、10年もしたら、クレセントシティのビッグ・ママとして街の大物(きっとサイズもw)になっていそう。きっと子沢山で、王子様は相変わらず給仕しながら子供達に手を焼いているのかもなんて、楽しい想像をしてしまいます。ヒロインが南部の逞しい黒人女性であるという設定は、ここにきてその意味を成すのです。このヒロインが今まで通りの、スリムな白人のお姫様だったら、そんな説得力は無かったでしょう。それにしても、ティアナの作るスパイシーなガンボやふわふわのベニエ、食べてみたいわ!
  1. 2009/12/13(日) 19:36:32|
  2. 本と映画
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

私も、ベビーシッターしてなかったら、見に行かなかったと思います~
でも、見てみたら流石はディズニー、楽しめました。ジャズやザイデコを取り入れた音楽がよかったですv
  1. 2009/12/18(金) 00:37:44 |
  2. URL |
  3. わに #-
  4. [ 編集]

エバーアフター思い出したわ

王子様より兄貴な姫。エバーアフターの王子はミッションインポッシブル2で冷血残酷悪役やってましたが、おまい、ねーちゃんにカツガレてた癖にpgrって見てました。
この映画良さそうだけど、今週末はアバターだし、そもそも息子が、プリンセス映画はイヤンだそうで^^;当たり前ですが。トワイライトも「あんなChick映画は見ない」そうです。ーー;
  1. 2009/12/16(水) 12:02:43 |
  2. URL |
  3. ミミ #6lg5qE/s
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