わにの日々-海が好き!編

NY、DC、テキサス、コロラドを経て、大都会ロサンゼルスから、その郊外の海辺の街、レドンドビーチに移り住んだ、ぐうたら中年主婦・わにのトホホな日々

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

医療保険革案、上院で可決

 今夜はクリスマス・イブ、早くプレゼントが開けたくて仕方の無い若息子は一日中ソワソワ、ぴょんぴょんなものだから、こっちまで全く落ち着きません。明日は朝4時半に起きるとか言ってるけど、私は起こさんでくれ。


 今日の一大ニュースは、上院の医療保険改革法案可決でしょう。クリスマスまでに通すという約束が果たされました。共和党側は全員反対すると表明していたので、可決には民主党議員全員の賛成票が必要でしたが、今週に入ってからオバマ政権の方針に反対する民主党議員が共和党に党替えしたりと、ぎりぎりまで可決が危ぶまれましたが、60対39で無事に上院本会議を通過しました。実際に改革案が成立するには、既に可決済みの下院案との一本化を図り、更にその上下両院での可決が必要となりますが、妊娠中絶を保険対象とするかどうか、財源をどうするか等、まだまだ意見の分かれる部門が多く、協議は一本縄では行きそうにありません。しかも、オバマ大統領が訴えていた、国民皆保険のための公的保険創設は、今回は見送られました。とはいえ、ケネディー以来の民主党の悲願達成へ、着実に第一歩を踏み出したと言ってもよいでしょう。

 この上院案は、全米で4600万人という保険未加入者のうち3千万人の保険加入を、政府補助金支給によって可能にしようとするもの。貧困層はメディケア(低所得者向け公的保険制度)、栄養補助プログラム(フードスタンプの新しい名前)、SCHIPなどの子供向け保険プログラム等々により、既にがっちり保護されていますから、今回の法案改正で最も恩恵を受けるのは、個人経営者や失業中、または雇用主によって保険カバーされていない低所得層上部からの中流の下層所得層ということになるのでしょうか。もっとも、当然ながら本人か保護者の申請が必要であり、自動的にカバーされるわけではありません。そして、いくら低所得層が軽い負担で保険加入できる制度を導入しても、実際に、その低額負担を負ってまで、対象者が実際に加入するかどうかは未知数であり、3千万人が皆、新たに加入するわけではありません。このブログでも何度も指摘してきた通り、保険対象者でありながら、申請を怠っている人も実際に多いのですから。

 ともあれ、新たに3千万人分の保険をカバーする為の負担は、税金という形で中流階層以上によって肩代わりされるのは必至。運用効率の改善によって支出を圧縮し、それによって保険資金を賄う予定ですが、実際には、それだけで十分な資金を確保するのは不可能でしょう。共和党の支持者はアッパーミドルから高所得者層ですから、支持者の利益を守る為に共和党が、改正案に反対するのは当然の成り行きです。建国以来、自己責任の精神で今迄やってきたのに、今更、政府がお節介かよー!という反対理由もよく聞かれますが、これは建前、本音は、自分の負担で他人の面倒見るのイヤ!ってのが大きいんではないかと、私は思う。

 上に、4600万人という数字を引用しましたが、これは、3億を超える合衆国人口の15%以下であり、残り85%以上は既に民間の保険に加入している。だから、大多数にとっては、ただでさえ不況で苦しいのに増税は堪らん、であり、改革に反対する国民も多く、それが最近のオバマ大統領の支持率低下にもつながっています。景気の回復、国民の収入増加に必要とされる条件には、リスクの低下、即ち必要なときに適切な医療措置、予防措置を受けられる事、が含まれ、それには医療保険改革が必要なワケで、でも増税で消費が抑圧されれば、景気は回復しないし、もう卵と鶏みたいな話になってきた(@_@)

 新制度導入によって、保険に新加入する実人数はどれだけか、保険加入によって予防努力が拡大し、結果的には医療費削減に効果を上げるのか、また、例えば、違法移民が高額な臓器移植などの治療を州の負担で受けることが不可能となり、違法移民のための負担が財政逼迫の要因の一つとなっているカリフォルニア州のような州には、むしろ長期的には負担軽減となるのか?もっとも、カリフォルニア州のシュワ知事は、州民94%の保険加入義務化って言われても、うちの州、そんなお金ありませーん!嫌だってんじゃなくて、出来ないんです!って、連邦に泣きついてましたから、幾ら連邦が新法案を通しても、州レベルでの実施が可能かどうかも謎。実際のところ、全ては開けてみなくちゃ判らない、って気もします。

 私の意見?当然、「だ~か~らっ!イラクやアフガニスタンからとっとと撤退して、無駄使い止めろ!ミサイル一個分で、何人カバー出来るんじゃ、ゴルァ!」です。え?予想通り?
  1. 2009/12/24(木) 22:19:08|
  2. アメリカ経済・政治
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<Not your father's シャーロック・ホームズ! | ホーム | アメリカ人はもっと浪速の商人を見習うべき>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://shirowani.blog41.fc2.com/tb.php/669-64a0e83e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。