わにの日々-海が好き!編

NY、DC、テキサス、コロラドを経て、大都会ロサンゼルスから、その郊外の海辺の街、レドンドビーチに移り住んだ、ぐうたら中年主婦・わにのトホホな日々

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マサチューセッツ州の選択

 サウスベイは、今朝も雨でした。大通りに面した騒々しい我が家も、雨が騒音を消してくれて、屋根から響く雨音しか聞こえません。湿気を含んだ空気がまったりとしています。太陽の差し込まない室内は薄暗く、なんだか気怠い……

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って、これは激マズ状態ですよね。気がついたら寝てる。ソファに座ったら途端眠気が襲ってくるし、ちょっと横になってストレッチ…したら、二度と起き上がれない。で、そのまんま爆睡!ヤバイのなんの。雨、畏るべし!ですよ。夢の中で働いてて、猫に顔を叩かれて起きてみたら、夢の中であんなに一所懸命働いたのに、仕事全然進んでないし(当たり前だ)。あちゃー!

 そんな今日、私が噛み付きたいのは、先の火曜日のマサチューセッツ州上院議員補助選挙の結果です。なぜ二日も前に起きた事をわざわざ蒸し返すのかといいますと、ここ二日間、色々考えたけど、やっぱり納得行かないんで、ボヤこうって魂胆なの。

 民主党の重鎮であり、国民健康保険改革の為に尽くしてきたテッド・ケネディ氏が亡くなり、約半世紀に渡ってケネディー議員が保ち続けてきた、その空席を埋めるための補欠選挙で、共和党のスコット・ブラウン同州議会上院議員が当選しました。これによって民主党は安定多数の60議席を割り込み、医療保険改革への大きな不安要素が生まれたことになります。よりによって、ケネディー議員の後任者が、その悲願であった医療保険改革反対を掲げる共和党議員であり、目前今で迫っていた改革案を阻止する要素になろうとは… マサチューセッツ州どうしちゃったの??と、正直なところ混乱中です。

 問題としては、民主党候補のマーサ・コークリー同州司法長官は、えらい人気の無い人選だった、というのも、要因の一つらしいですが、この大事な選挙に、なんでまた、そんな始めから人気の無い候補を立てたのか?そして、リベラルだったはずのマサチューセッツ州民に、なぜ変化が起こりつつあるのか?

 オバマ政権の政策、特に医療保険改革に反対する団体、ボストン・ティー・パーティーの存在が、この選挙に果たした役割も小さくないという意見もあります。この団体については、このブログでも昨年9月に触れましたが(ログはここ)、国民が政府に保険まで面倒を見てもらったり、企業が助けてもらうのはアメリカンじゃない、などと美文を掲げるに関わらず、彼らが当事者である銀行などの金融機関や自動車メーカーを批判したり、民間保険会社に改革を求めたことはない。一方的に政府側を非難するばかりで、救済された機関に公的資金を受取るな、とか、政府が首を突っ込む前に保険会社側で制度改革をしろ、なんて求めたことはない。所詮は、おのれの利益の追求のみを重んじているだけなのは、明らかです。

 オバマ政権に対する国民の支持の低下がこの選挙にも現れたとは、誰にでも思いつく要因でしょう。しかし、国民は一体何を求めているのか?失業率は思い通りに低下しないけれど、この国は80年ぶりという世紀の景気停滞から回復しつつあるばかり。むしろ、予想以上の早さで回復しつつあるのではないのか。公的資金注入は功を奏し、死に体だった金融機関は利益を上げ、社員に空前の巨額報酬を払おうとしている。そして、オバマ政権はそのような公的資金注入で生じた損失を補填すべく、金融危機責任税の導入を目指していますが、これは是非とも実施して欲しい。オバマ政権になって以来、累積赤字が更に悪化したと言いますが、経常収支は既にブッシュ政権時には大きく膨れ上がっていた。景気刺激策などで一層の支出を余儀なくされたとは言え、これは今後の成長への、いわば投資です。赤字を増大させない為に、何もしないまま緩慢な死を迎えるか、ショック療法で再生に弾みをつけるか、の選択でしょう。

 オバマに失望したから、共和党に投票しちゃおう、というのは、自民党に大きく幻滅した日本国民が、民主党を支持した昨年の選挙を彷彿とさせますが、根本的な違いは、日本国民が変化を求めて、未知の可能性に賭けたのに対し、マサチューセッツ州民は共和党の何たるかを十分に知っていて、そちらの方向を選んだだという点です。確かに庶民お暮らしはまだまだ苦しく、今の政権に不満が募るのは理解出来ます。ですが、共和党に任せれば好転すると確信を持っての投票だったのでしょうか?共和党は、もう目前にまで迫っていた医療保険改革阻止のために全力を尽くしてくるでしょう。一方の民主党は、とことん戦い続けるはず。11月の総選挙まで、相変わらずの綱引きが続きそうです。決定の遅れは、一層の支出を与儀なくします。

 私個人としても、オバマ政権に何の不満が無いわけではありません。就任後一年、未だにアメリカは戦争中です。この点には、何をグダグダやってんだー! ヽ(`Д´)ノ と、鬱憤を感じています。庶民は未だ不況に苦しんでいるのに、銀行が高額報酬を出すのに、口は出すけど手は出さない政府には怒りを感じます。ですが、共和党は、より資産家を優遇し、戦争を長引かせることは必至。だってそれが、共和党のベースなのだもの。資本主義の権化達に躍らされた結果が、今回の共和党議員当選だとしたら、それは哀しいことです。総選挙まで半年、この選択がどのように影響して行くのか…
  1. 2010/01/21(木) 23:45:43|
  2. アメリカ経済・政治
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