わにの日々-海が好き!編

NY、DC、テキサス、コロラドを経て、大都会ロサンゼルスから、その郊外の海辺の街、レドンドビーチに移り住んだ、ぐうたら中年主婦・わにのトホホな日々

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ノーベル経済学賞に想う…オマイラはレゴでも積んでろ!!

何かが空を飛んでいる…

 ここ数日の午前中は、花粉症でゾンビ化しています。でも昼ごろになると症状が収まるので、調子にのって出回っていると、また夕方にはくしゃみ、鼻水、目痒い、喉い辛っぽい…の典型的症状に、またゾンビへと逆戻り。今日は祭日、コロンバス・デーなのですが、公立学校は通常授業日です。ネイティブ・アメリカンに遠慮して、かな?ネイティブ・アメリカンとイタリア系移民、両方の人口が多いコロラド州では、毎年、この日をめぐって、コロンバスはわしらの不運の元凶、な、ネイティブ・アメリカン対コロンバスの偉業は派手に祝うべき、な、イタリア系(クリストファー・コロンバスはイタリア人)攻防が繰り広げられていました。一方、コロンバス・デーを祝祭日としていないLA周辺学校区は、こっそり同じ週の金曜日を「Staff Development Day(職員研修日)」と称して振替休日にしています。この辺りが大人の事情?色々と気を使ってタイヘンなのねw


 ところで、今日は今年のノーベル経済学賞の発表がありました。選ばれたのは、MITのピーター・ダイアモンド教授が確立したサーチ理論を、ノースウエスタン大のデール・モルテンセン教授と、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスのクリストファー・ピサリデス教授が労働市場に適用した失業率変動モデルという、なんともタイムリーなトピックスです。Prof. ダイアモンドは、オバマ大統領によって米連邦準備制度理事会(FRB)の理事候補として推薦されており、この受賞が指名に弾みを付ける可能性もあります。しっかし、ノーベル経済学賞てのは、型で押したようにアメリカのイギリスの学者、それも最近はニューケインジアンしか取らないね。結局は、ボクたち欧米型資本主義モデルしか分かりません。アジア型モデルとかは理解出来ないんです、だって日本語や中国語は読めないんだも~ん、なんでしょうね。

 話は戻りますが、この「サーチ理論(Search Theory)」というのは、ぶっちゃけて言えば、売手と買手が互いに取引相手を探し(search)、ぴったりの相手が見付かれば目出度く一件落着なんだけど、都合の良い相手が見付かんなければ(「協調の失敗」とか「需要と供給間の摩擦」ってのんが、この状態ね)、いつまで経っても取引が成立しないんで、ああ、もう困っちゃうー!、って理論。経済学ってのは、何でもかんでも仮説を立てて、モデルを作って証明して論文を書く学問なので、それのどこが「理論」やねん?などと突っ込んではいけない。ともあれ、需要と供給というのが経済学の基本の基本にあって、それがお互い出会うのが均衡点って数量的には簡単に済むんだけど、実際には、もう少し待って今より高く売ろう(原油なんかは最たる例で、オペックは寒くて燃料無しでは生きていけましぇん、ってヨーロッパが泣きつくのを待って、足元を見て高く売りつけてますな)という供給者側の思惑やら、安くなるバーゲンまで買うのを待とうという需要者(消費者)側の思惑といった、分量と価格といった数字だけでは単純に説明できない感情的なズレが存在する、それを、ちゃんと数式化して示したって業績は、経済学的に十分価値有るんである。

 ちなみに、元来、ダイアモンド教授が使ったのは個人レベル(ミクロ経済レベル)でのモデルで、個人が連続した複数の可能性から最適な選択を求め、結果的に決定に時間がかかるという説明。ま、理想が高すぎて何度お見合いしても恋愛しても、「次はきっと、もっとステキな人が現れるわ」と選り好みした結果、気がついたら行き遅れ~、ってことを理論化したもんですな(クルーグマンより、もっと分かりやすい経済学w)

 それをマクロ化して労働市場に当て嵌め、求職活動と採用活動の間に摩擦が存在するという仮定に基づいて失業率の変動モデルを構築したのが、今回ノーベル賞を受賞した研究で、求人は沢山あんのに、なぜ失業者が街に溢れてるかというと、求人を出す側(需要側)と職探しをしている人側(供給側)が互いに選り好みをしているからですよ、と、説明つけたわけです。更にこれを経済政策に適用し、失業手当を増やすほどに失業が増加して求職期間も長期化しますよ、と、3教授は結論付けています。有り体に言えば、失業者は、別にぃ~、ムリしてイヤな仕事しなくてもぉ~、失業手当で食べていけるしぃ~、って態度なんで、何時まで経っても仕事に就かないんである、ってココロ。前の例に倣えば、別にぃ~、フィーリングの合わない人と焦って結婚しなくてもぉ~、今のままでも楽しいしぃ~、って感じ?私はこれを現代の経済状況に当てはめるのは、滅茶苦茶危険なトンデモ思想であると断言する!

 こんな、象牙の塔ん中で、非現実的な数字を弄んでモデル作って、内輪で「アンタが大将!」って決めるような賞貰って喜んでるおっさんを、FRBの頭に乗っけてどないすんねん?つい、こないだも、ビジネス界から、オバマの経済チームは学者ばっかで机上の理論しか知らん使えん連中ばっかりや、架空の経済モデル作るより、レゴブロックで本物のモデルなっと作ってみやがれ!って、言われたばっかりやん。

 この理論によると、失業者を保護する政府の経済政策が失業を長期化させ、問題を悪化させている、って事になるのね。ヨーロッパのことは事情をよく知らないので発言は控えますが、アメリカに関しては、失業問題の長期化の元凶は全く違うところにある。株式市場が回復しても、失業率が下がらないのは、企業が自社株を買い戻すのに熱心で雇用作成に投資していないから。いくらウォール街が未曾有の成長を示しても、それがメインストリートに反映されなければ、景気は回復しない。政府が緊急に取り組むべきは、失業手当云々ではなく、金融市場を空回りしているだけのペーパーマネーを、実際の消費者市場に活用させるべき政策のはずです。お金は、金融市場内でクルクル回っている間は「空想の産物」と大して変わりありません。一般消費者市場に出て、始めて現実と成るのです。現ナマとはよく言ったものです。ところが今の状況では、実物のキャッシュは、銀行幹部の巨額サラリーとボーナスくらいのもん。

 アメリカに於いては、「大量に求職があるにも拘らず」という条件は当て嵌りません。更に、数字には現れない水面下に於いては、unemployment(失業)のみならず、underemployment(不完全雇用、能力以下の仕事に従事していたり、就業時間削減によって、人材が十分に活用されていない状態)問題が深刻である。「仕事が無い」から仕方なく、パートや、能力以下の仕事に就いて糊口を凌いでいる労働者が一体どれだけの「就業者率」を占めているのか?これは、統計では現れない。住宅差押数は留まるところを知らず、生活保護受給者数は増加の一途。この事実が表すものは、多くの国民が以前の生活レベルを保持するだけの収入を得て居ない…収入の減少を経験しているということに繋がるはず。それでも敢えて、「大量の求職」に呼応せず、失業若しくは不完全雇用に甘んじているのだ、と言える根拠など何処にもない。

 つまり、アメリカ経済における高失業率問題の原因は、雇用者側に寄るところが大きいのです。ところが、このサーチ理論を基とする労働市場調整理論では、失業率が低下しない原因は、双方に均等にあるとしている。現在、連邦政府は巨大な債務によって、将来的に失業手当を家屋民に支払い続けることが不可能となる可能性に直面していますが、失業保険減額または打ち切りを、この理論によって正当化出来るのです。ノーベル賞委員会は、この理論は労働市場のみならず他の市場にも適用が可能だとしています。つまり、同様に失業保険だけではなく、全ての政府による保護手当にも適用可能である、とも取れます。これほどに政府にとって都合の良い理論があるでしょうか?そして雇用者側にとっても、失業率が下がらないのは求職者が選びすぎるからと、責任逃避の理由となりうる。それが私が上で「危険だ」と書いた理由なのです。あー、とんでもない!


 ところで今日は、日暮れ近くになっても波を楽しむサーファーの姿が見えました。横に流れる離岸流ではなく、真っ直ぐに浜まで寄せる高い波は、サーフィン向けなのでしょう。気持よさそう~


のってけ、のってけ♪(ああ、またトシのバレる歌を…)


沈む太陽に波が拍手!


この頃はやりのサーフボード・ロウイング。これなら私にも出来るかな?



今日は文調も強気な私。ご賛同いただければポチしてください。ご意見ご感想、異論反論大歓迎
  1. 2010/10/11(月) 22:24:26|
  2. アメリカ経済・政治
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
<<日本人だから | ホーム | 嘲笑された西側の権威>>

コメント

こんにちは。

こちらこそ、いつもブログを拝見させていただいております。
旅行は大好きですが、実際に行ける機会は少ないので、旅行記や写真で疑似体験を楽しんでいます。
リンク・フリーとのお言葉に、勝手にリンクさせていただいていましたが、改めて、今後とも宜しくお願いいたします。

日本の現状は新聞やニュースで見るだけで、実感していないので触れませんでしたが、新卒者の「就職氷河期」が延々と何年も続き、かつてはエリート中のエリートだったJALのパイロットが強制解雇されるなど、中高年のリストラが現実となっている今の日本も、同じだと私も思います。日本、アメリカ、ヨーロッパでは、雇用の創出こそが第一の緊急課題であるのに、今、この時に、こういう理論を選ぶノーベル委員会には、疑いの目を向けざるを得ません。
 ノーベル賞の権威が認められるのは科学各賞だけで、平和賞やら経済賞は必要ないって気がします。文学賞だって、言語的に英仏西語が圧倒的に有利だし、それを世界的に最も権威のあると見なされるのは、どうかなぁ??って思います。
  1. 2010/10/12(火) 22:15:52 |
  2. URL |
  3. わに #-
  4. [ 編集]

リンク

こんにちは。毎日楽しく貴ブログを読んでいます。

リンクを張らせていただきました。ご了解のほどお願いします。

「アメリカ経済における高失業率問題の原因は、雇用者側に寄るところが大きい」との趣旨ですが、日本でもあてはまると思っています。

これからもよろしくお願いします。
  1. 2010/10/12(火) 19:15:17 |
  2. URL |
  3. ふうてんの旅人 #-
  4. [ 編集]

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